ユニークキーが二重登録されているかをPower Queryで簡単に調べる方法

ユニークであるべきキーが二重登録されているかもと警戒してコードを組む、という方も多いはず。
Power Queryなら、簡単に調査できます。
発見次第、データクレンジングすれば良いだけ。

ありがちな二重登録

「新井」と「荒井」のようにありがちな二重登録の事例。

Power Queryに読み込むだけで二重登録の判断は可能

ポイントは、「表示」タブの「列の品質」と「列の分布」にチェックマークする、ただこれだけ!

二重登録されていると、緑色の縦棒が均一に並ばないので、これを確認すればよいわけです。

今回の事例➡項目列の緑色の縦棒直下、「個別5個、一意4個」➡「個別」A~Eまでで5個、「一意」B~Eで4個(Aは「新井」と「荒井」なので「一意」ではない!)

名前列の緑色の縦棒直下、「個別6個、一意6個」➡すべてバラバラで「一意」の値となっていることを示す

データクレンジング

最終行(6行目)の「荒井」が「新井」だとした場合、「値の置換」をすればよいことになります。

Power Queryならば、直感的に操作できます。

今回のM言語

今回の処理プロセスを示す「詳細エディター」は次のとおりです。
今回、M言語は「ノーコード」で、「中の人」が勝手にプログラムしてくれています。

LET~INの中に3つのステップがあり、「Source」でデータをPower Queryに読み込んで、「Changed Type」でデータ型を変更し、「Replaced Value」で置換しています。
ステップが処理単位に分かれているのも、見やすくて良いと思います。

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「正しいモダンExcel」の使い方の基本を学ぶには、Power Query(パワークエリ)とPower Pivot for Excel(パワーピボット)の両者を「一体理解」する必要があります。
ぜひ、拙著「モダンExcel入門」(日経BP)で学んでみて欲しいと思います。
サンプルデータで、実際に手を動かしながら、理解を深めることもできます。参考にしてください。

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