Power Fxって、なに?!

日本時間の本日早朝(2021/3/3)、ついにMicrosoft(以下、MS)が公式に「Microsoft Power Fx」(以下、Power Fx)を発表しました。

Introducing Microsoft Power Fx: the low-code programming language for everyone | Microsoft Power Apps

Power Fxって、何がすごいの?

「 Power Fx」って、画期的だな!

なにが?

「 Power Fx」は、Excelの数式をベースとしたプログラミング言語です。

「Fx」=ファンクション=関数、ということか?

これから様々な情報が出てくると思いますが、要するにこういうこと。

「Excelの関数」を知っていれば、
だれでも、
簡単に、
自動化の仕組み=RPAをつくれるようになるわよ!

どんなふうに?

「もしも~ならば、こうする」という指定をExcelで行うには「IF関数」で条件分岐しますね。

「これと同じものがあれば、データを取り出す」というときは「Lookup関数」を使いますよね。

「文字列の左から3文字だけほしい」というときは「LEFT関数」という具合になると思います。

こうした日常的によく使う「Excelの関数」を使って、RPAという自動化の仕組みをつくれる、しかもローコードで、さらにWindows10ユーザーであれば無料で(制限あり)!

これが、今回MSから発表された「Power Fx」というプログラミング言語です。

「Power Platform」の基本言語?!

「Power Fx」は、MSが近年力を入れて普及を進めている「Power Platform」ファミリーで用いられるプログラミング言語で、このファミリーの末端?に「モダンExcel」が位置付けられる、という理解です。

もう少し正確に言えば、この「Power Platform」ファミリーの中にある「Power BI」の源流に「モダンExcel」の2大ツール「Power Query」「Power Pivot」が位置付けられる、と考えると理解の助けになるかな?

「Power Fx」は、慣れ親しんだExcelの関数(独自の関数もあります)を用い、必要な値を取得したり、複雑な計算をしたり、「Power Platform」ファミリーの一つ「Power Apps」でつくったアプリを作動したり、これまで人の手を介して実行していた面倒な作業を、Excelライクに、だれでも、簡単に、RPA=自動化の仕組みを作れるようになる、その土台となるプログラミング言語が「Power Fx」ということです。

現在は「Power Apps」で使えるとのことですが、今後「Power Platform」ファミリーでも使えるようになるとのことです。

やってみた!(音声なし動画です)

追記:スペル誤りを修正しました

追記:PADの登場によって、VBAの相対的地位はかなり下がった印象です。マクロは残り続けると思います。違いは、VBAがプログラミングを必要とするのに対し、マクロはノーコーディングででき、RPAと相性も良く、しかもPADに「Excelマクロ」という自動化部品もしっかりと存在しているという点からです。

「Power Fx」、その基本は「モダンExcel」ですよ。
これからの展開が非常に楽しみ! 続報に期待!!

モダンExcel研究所

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