従来のピボットテーブル、使いこなせているかな?
従来のピボットテーブルも、機能満載なのです。
まずは従来のピボットテーブルを活用することからはじめると、「モダンExcel」のひとつ、パワーピボットの理解も深められるようになると思います。
①書式の設定を行う
3桁区切りにするには「値フィールドの設定」
②所定の計算だけではないよ!
追加の計算したければ「集計フィールド」
③見える化もラクラク!
ピボットテーブルからグラフを作成するには「ピボットグラフ」
従来のピボットテーブルでも結構いけるじゃん! それなのに、なぜ「モダンExcel」?
①書式の設定
確かに書式の設定を「値フィールドの設定」でできます。
しかし、一旦設定した書式がリセットされてしまうのです(動画でご確認ください)。
これを回避するには、パワーピボットの「メジャー」が必要となります。
②計算を追加
簡単な計算であれば、「集計フィールド」を使えば従来Excelでもできます(動画参照)。
しかし、複雑なデータ分析をするには、前述の「メジャー」のほか、パワークエリでETL(抽出・変換・読込)してデータを整える必要もあります。
③見える化
基本的な動作はモダンExcelでも同じです。
ピボットテーブルを作成し、ピボットグラフを作成する。
二つ連動させて使う、というテクニックは秀逸!
また別の機会に紹介するね
但し、気を付けなければならいことがあります。
そもそもExcelは最終行が104万8576行だということです。
いわゆる「104万行の壁」が、従来Excelにはあるわけです。
しかもExcelの特性上、大量データをExcelだけで処理しようとすると、どうしても重くなってしまいます。
場合によっては、フリーズ=固まってしまいます。
そこで、大量データをExcel上で処理するため、一旦「パワークエリ」に読み込んでから、「パワーピボット」で分析したり、グラフを作成したり、こうした流れが必要となるのです。
従来のピボットテーブルを動画でご確認ください(音声なしです)
パワークエリを使えば、大量のデータを読み込むことができます。
いわゆる「データクレンジング」と呼ばれる、データをきれいにする機能も充実しています。
非IT系の読者であれば、パワークエリの利用は、ポチポチ=ノーコードでよいと思います。
ただし、Excelとは計算結果が異なることもあるので、留意してください。
パワークエリがExcelとは違う挙動をする、というパワークエリ特有の論点について、そのポイントだけは押さえてから利用すべきでしょう。
詳しくは拙著「モダンExcel入門」、第1章「パワークエリで、データを整える」P19~をご参照ください。
モダンExcel研究所
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