再帰

定番の「フィボナッチ数列」で、Power QueryとLAMBDAの「再帰」の異同点を比較する。

フィボナッチ数列

前の項を二つ足し算したものが「フィボナッチ数列」。
ヒマワリの種の列数、サザエの角の数など、自然界では普通に表れる数列。
実務では、株価のレンジを見る際などで用いられたりする。

再帰

再帰とは、平たく言えば、自分自身を計算すること。
注意すべきは、再帰計算する場合、終わりがないといけない。
終わりがないと、エンドレスで計算し続けてしまうからだ。
要するにループし続ける。
だから、必ず、IF関数で終わりを指定する。
フィボナッチの場合、値xが0と1の場合、0と1とする。

LAMBDAでフィボナッチ

Microsoft365で使えるLAMBDA関数でフィボナッチを計算してみる。
計算式は次のとおり。

結果は次のとおり。

正しく計算できている。

Power Queryでフィボナッチ

Power QueryのM関数でフィボナッチを計算してみる。
計算式は次のとおり。

Power Queryでは、「@」を使い「再帰」計算することができる。
結果は次のとおり。

正しく計算できている。

比較

両者とも、基本の構文は同じ。
ただ、言語が違うので細部が異なる。
IF、OR、再帰@などの違いを見比べてみると、面白いと思う。

このように、Power QueryでもLAMBDA関数でも「再帰」はできる。

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「正しいモダンExcel」の使い方の基本を学ぶには、Power Query(パワークエリ)とPower Pivot for Excel(パワーピボット)の両者を「一体理解」する必要があります。
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