officeスクリプトを試してみた!

前々から気になっていた「officeスクリプト」

officeスクリプトって、なに?

Excelに、オンライン版があるのをご存じでしょうか。

Excelonlineとか呼ぶようですが、普通のExcelとは同じようで、かなり違います。

めっちゃ、便利だよ!

一番大きな違いは「officeスクリプト」が使えること。

簡単に言えば、従来Excelの「マクロ」機能です。

「自動化」タブが入り口

ポイントは、officeスクリプトという機能を使うとき、オンライン版のExcelの「自動化」タブから入るという点にあります。つまり、こうです。

Excelのオンライン版
 ➡ 「自動化」タブ 
➡ officeスクリプト
 ➡ Power Automate Desktop
 ➡ Excelの自動化!

こうした業務プロセスを、「VBAマクロ」のような面倒なことをせずに、いとも簡単になしえてしまうのが「officeスクリプト」なのです。

ステップごとに自動的に記述される

しかも、「officeスクリプト」は適用した自動化ステップごとにまとめ、簡単なタイトルが英語で表示される点も便利ですね。

操作した記録をこうしたプログラムにして自動的に書いてくれる「officeスクリプト」。緑文字「//」が各ステップを示す

「モダンExcel」を使ったことがあれば、「パワークエリの適用したステップに似てるね!」となるはずです。

従来Excelの「マクロ」でやってみたけど…

動画の事例は、シートに入力されたデータから、ピボットテーブルを2つ作成し、そのうちの一つからグラフを作成し、タイトルまでつける、という従来Excelの「マクロ」を使った自動化の内容です(音声なし動画です)。

動画をご覧いただくとわかると思いますが、問題なく「マクロ」を記録しても、ちょっとしたことで「デバッグ」というプログラムの修正が必要になることが結構な頻度で発生します。

これが「VBAマクロ」初心者にとって結構大変なのです。

こうした点も踏まえつつ、「マクロ」の厄介なところを整理すると、大別して3つの実務課題があります。

① ステップが明示されない(VBAマクロの専門家でないと、何をやっているかが、そもそもわからない!)
② デバッグ=修正が難しい(VBAマクロの専門家でないと、何をどうすればよいか、そもそもわからない!)
③ 「マクロ」を作る「開発」タブが通常、非表示のまま(わざわざ「開発」タブを表示させなければならない)

「VBAマクロ」は、初心者にハードル高すぎる!

officeスクリプト、分かりやすくて、とても簡単!

同じ作業を「officeスクリプト」でやってみました。

ちなみに「officeスクリプト」は「マクロ」と違い、そもそも「自動化」というタブ、これが「officeスクリプト」の入り口になるのですが、この「自動化」タブが標準装備されています!

便利よね!

思い立ったら吉日、クリックすれば、速攻「自動化」できる、こんなところが「officeスクリプト」の大きな魅力の一つでもあります。

この「自動化」タブが、従来Excelの「VBAマクロ」の入り口となっている「開発」タブに相当します。

次の動画の事例は、上記「マクロ」同様、シートに入力されたデータから、ピボットテーブルを2つ作成し、そのうちの一つからグラフを作成し、タイトルまでつける、という自動化の内容です(音声なし動画です)。

動画にまとめてみた!
めっちゃ短いから、まばたき禁止だよ!!(笑)

すごい!
魔法みたい!

きみも「officeスクリプト」で魔法使いになってみない!?

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「正しいモダンExcel」の使い方の基本を学ぶには、Power Query(パワークエリ)とPower Pivot for Excel(パワーピボット)の両者を「一体理解」する必要があります。
ぜひ、拙著「モダンExcel入門」(日経BP)で学んでみて欲しいと思います。
サンプルデータで、実際に手を動かしながら、理解を深めることもできます。参考にしてください。

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