「テキスト」型の数字は「+0」で計算可能

エクセル小技。
とは言え、良い子は正しい「データ型」を使おう!

「テキスト」型の「数字」は、計算対象外

セルA1の「1」やセルA2の「2」は「文字列」型とか「テキスト」型と言われる「データ型」なので、セルの左側に寄っている。他のセルと「データ型」が違うから、左上隅が緑色の▲で示されている。

セルA1からセルA5を対象にSUM(合計)しても、セルA1とセルA2は「文字列」型あるいは「テキスト」型と呼ばれる「データ型」なので計算対象にならず、3+4+5=12となる。

「+0」で「テキスト」型の数字も計算対象にできる

ここで、エクセル小技のご紹介!
セルA9のように、計算式中に「+0」と入れると、「テキスト」型の数字も計算対象に含めることができる。

まあ、そうなんですけど、ね。

モダンExcelは、正しい「データ型」が必須

A列のように「データ型」を「標準」とすることが多いレガシーエクセル(これが、そもそもの間違いのもと………)。

ご存じの方も多いはずだが、セルA1とセルA2を「文字列」型にするため「’」を数字の前につけている。

レガシーエクセルの「標準」を、モダンExcelでは「any」型と言ったりする。要するに「何でも型」。
この「any」型では、モダンExcelは正しい挙動をしない。これでは「中の人」が正しく判断できないからね。
モダンExcelでは、「アイテム」「地域」であれば「テキスト」型、「純売上高」であれば「数値」型という具合に「正しい型」が必須だ。

レガシーエクセルでは当たり前の「標準」という「形無し」も、モダンExcelでは列ごとに必ず正しい「データ型」を指定する必要がある。
本来、レガシーエクセルでも「データ型」は意識した方が良い。「テーブル」を使っていれば分かるはずだけど………。なぜか、わが国ではこれまであまり「テーブル」が普及してこなかった………。

脱エクセル脳!基本が大切。

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「正しいモダンExcel」の使い方の基本を学ぶには、Power Query(パワークエリ)とPower Pivot for Excel(パワーピボット)の両者を「一体理解」する必要があります。
ぜひ、拙著「モダンExcel入門」(日経BP)で学んでみて欲しいと思います。
サンプルデータで、実際に手を動かしながら、理解を深めることもできます。参考にしてください。

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