社会人のエクセル基礎は、3つだけ!
レガシーエクセルの関数は全部で500以上。全部覚えるわけにはいかないし、必要もない。
では、どこから理解を始めればよいか、というお話し。
エクセルを苦手にする人が多い!という事実
社会人は、色々なことを「学ぶ」必要がある。
マナー。名刺交換のしかた、上座・下座の区別、最近は「〇〇ハラ」にも気をつけなければいけない!
情報漏洩や、近年急増中のBECビジネスe-mail詐欺、VBAマクロを使ったコンピュータウイルスEmotetなどにも留意が必要!
上場企業グループであればインサイダー取引なんてことにも注意が必要となる。
こうしたことに巻き込まれないよう、コンプライアンスやガバナンスなどに関する知識も習得しておく必要がある。
大変な時代だけど、一つずつね!
モダンExcel研究所的には、なんといっても「エクセル」の知識を身につけて欲しいと思うが、そもそもエクセルの関数だけで、およそ500もある。
500も!
そのほか、ピボットテーブルのような機能や、VBAによるマクロ、ソルバーやゴールシークなどのちょっと特殊な機能もあったりもする。
「ショートカットも覚えろ!」って、巷で騒がれているし、モダンExcel研究所でも取り上げるPower QueryやPower Pivot for Excelもあるし、最近ではOfficeスクリプトやLAMBDA関数などの新たなツールも登場しているし…。
どこから勉強すればよいにゃ? 何を理解すればよいにゃ?
こんなツイートを見かけた。
まずは、この3つというのは同意!
「エクセルを勉強して人生が変わった」というヒトもいるくらいだから、社会人にエクセルは必須。
ただ、エクセルは本当に色々なことができるが故に、どこから? どうすれば? ということがある。
その回答の一つが上記3つ。
そして、こんな方もいます!
「世界最高齢の総務部員」90歳のエクセル達人が放つ”IT嫌い”がぐうの音も出ない言葉 社長が生れる前に入社の超ベテラン | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
90歳でもExcelを使いこなすなんて、すごいよね!
ということで、モダンExcel研究所的に「エクセルを、これから始めたい!」「本当に大切なエクセルの機能や関数って、なに?」という方向けにおススメなのは、次の3つ。
「ピボットテーブル」「VLOOKUP関数」「テーブル」、これら3つからエクセルを勉強してみると良いと思う。
ピボットテーブルは、経営管理ツール
ピボットテーブルは、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールの基本形。
ピボットテーブルを知らずに、社会人を名乗ることはできない!(笑)
VLOOKUP関数は、関数の王様だ!
上述のように、エクセルには約500もの関数が用意されている。
Excel 関数 (機能別) – Office サポート (microsoft.com)
中でもよく使う関数の一つが、足し算するときに使う「SUM関数」でしょう。
でも、こんな上司もいるようでして…。
そもそも、エクセルの関数や機能、ショートカットキーなど、すべて覚えるのは非現実的で不要。
日常的に使う関数や機能をしっかり理解することが、Excelを使いこなす近道。
中でも、関数の王様「VLOOKUP関数」をマスターすることは、エクセルと仲良しになるために必須。
VLOOKUP関数で関数に必須の「引数」という概念を理解することが大切。
「テーブル」はデータベースの基本
エクセルが「表計算」、Accessが「データベース」という具合に、これまで長らく区別されてきた。
しかし、「モダンExcel」の登場により、エクセルでAccessチックなことができるようになり、エクセルを「データベース」として取り扱う場面が増えつつある。
そうなると、エクセルでもAccess同様に「1行1項目」「1列1項目」のいわゆるデータベース形式に整える必要がある。その基本形が「テーブル」機能。
データベースを前提にしたエクセルでは、「ベタ打ちの表」と呼ばれる「範囲」(表)ではなく、「1行1項目」「1列1項目」の「テーブル」にする、という思考回路が必要。
そして、この「テーブル」を理解することで「モダンExcel」の入り口にたどり着くことができる。
「テーブル」を使えば、集計ミスもなくなる。
テーブル、VLOOKUP、ピボットテーブル。
この3つを理解しよう!
「モダンExcel研究所」を楽しむ際の【注意事項】
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